2012年3月4日(日)マツダR&Dセンター横浜にて開催された「サステイナブルZoom-Zoomフォーラム」に参加してきました〜。
受付を済ますとショールームには往年のマツダ車がお出迎え!
K360
三輪トラック
R360
リヤエンジン
キャロル360
4サイクル4気筒4ドア
コノ時代では先進的な軽乗用車ですね。
コスモロータリー世界初の量産ロータリーエンジン車
ロータリーの販売はもうすぐ終了
さて、いよいよフォーラムです。ここが会場
何班かに分かれて、新発売のCX-5の試乗、CSRの説明、エンジンの解説、CX-5の解説
実際に開発された技術者からの説明だったので、開発の意気込みが感じられました。
そこで、CX-5のカタログには載っていないけれど、開発者が力を入れたところをちょっとだけ紹介します。
その1
オレンジ○の中Aピラーを室内側に寄せて、ドアミラーも後方に配置したことで斜め前の視界を確保。
その2
運転席から見えるボンネットの稜線が車両感覚を掴みやすいように設計
その3
黄色い○の中に段差を設け、前から来る空気を上下に流れるように工夫して空気抵抗を低減
その4
黄色い□ある黒い板はサイドから流れてきた空気を後部ドアに回り込まないようにして、空気抵抗を低減
その5
リヤコンビネーションランプ(黄色○)に凸を設けて空気を剥離して空気抵抗低減
その6
さらに床下は板を貼ってフラットにして空気を奇麗に流す。
その7
最後にマフラーの形状をフラップ状にして空気抵抗を低減
空気抵抗の話を中心に紹介しましたが、その他運転姿勢、フレーム形状、衝突安全等々の話を開発者から直接聞けて、目から鱗がたっぷり落ちました。
エンジンはスカイアクティブってやつ!
デミオのリッター30キロエンジン。ハイブリットのようなモーターのアシストがなくてもエンジン内部を改良して燃費を改善。ガソリンエンジンでは考えられない1:14の高圧縮比!がミソ
CX−5のガソリンエンジンのたこ足エキゾーストマニホールド
マニホールドを独立させて長くして燃焼室の排気ガスを残らず排出!
1:14の高圧縮比!を実現させたピストン頂部の凹み
こちらは、ディーゼルでは考えられない1:14の低圧縮比!
触媒等の後処理装置なしで排出ガス規制をクリア!スゴい!!
マツダの最新技術に触れて、改めて技術者ってスゴいと関心させられました。ボンネットのライン一本、リヤコンビネーションランプの凸にも意味があることを知りました。消費者には「ナビとオーディオと3年点検無料が付いて○○万円!」なんて販売方法ばかり目立ちますが、開発者の熱い思いを知ると欲しくなる一台でした。
「新車発表会にはマスコミ以外にもマニアやブロガーを呼んで、直に開発者から話を聞くことが出来れば広告効果は高いのにな〜」と提案しておきました。