-
スズキ ジムニー JB23 スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換するついでに
-
2019.04.07 Sunday 10:04
JUGEMテーマ:ジムニー
春になりましたので、スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換です。
せっかくタイヤを外すのですから、それだけでは、もったいない!!
タイヤを外すついでに、やっておきましょう!!
- その1 デイスクのサビ、汚れ取り
ワイヤーブラシでゴシゴシするだけです。ホイールの裏側も同じようにいたします。
- その2 ブレーキパッドの点検と清掃
ブレーキパッドを外すには、キャリパーの片方のボルトを抜きます。
残っているボルト側を支点にキャリパーを回転させるとブレーキパッドが取れる状態になります。
ブレーキパッドは、厚みを計測します。
次にパッドの両端をヤスリで削ります。この作業を行うと、ブレーキの「キー」音がなくなります。
おとジム号は、ブレンボ社のパッドを使っています。
高速域からの急減速での効きは素晴らしいものがあります。その辺りは、さすがに欧州製です。
- その3 キングピンベアリングへのグリス注入
ジムニーのウイークポイントは、キングピンベアリングです。
特に上側のキングピンベアリングは、重力でグリスが下に落ちて錆が発生しガタが大きくなります。このが原因でシミーとかジャダーが発生します。そのまま放置しますと、ベアリングが崩れタイヤに大きなキャンバーが発生し走行不能となります。
それを防止するためには、定期的にグリスを注入する必要があります。
グリスの簡単な注入方法として、キングピンを止める四つのボルトのネジ穴を利用します。
ボルトを外して、そのネジ穴からグリスを注入後、ボルトを締めて完了です。
- その4 ドラムブレーキ点検、清掃、サイドブレーキ調整
後輪のドラムブレーキドラムを外します。8ミリのボルトをドラムのネジ穴に入れてねじ込むとドラムが外れます。
ブレーキシューのカスをブレーキクリーナーで洗い落とします。
特にジムニーのウイークポイント!デフオイルがブレーキ内に侵入している場合は、よく洗浄します。
ブレーキシューとドラムのクリアランスもこの際ですから調整します。
サイドブレーキレバーを上下させることで、ブレーキシューとドラムのクリアランスを自動調整する仕組みになっています。が、その実態としてはほとんど機能していない状態です。そのため、手動でも調整できるようになっています。下の写真のようにギザギザのついた円盤が調整用のナットです。このナットを緩まない方向にマイナスドライバーの先端で5ギザギザ程度回します。
- その5 ホイールナット交換
おとジム号を購入してから一回も交換していなかったホイールナットを交換します。
タイヤの脱着は過去から何十回も繰り返していますので、ナットの山にも摩耗が進みます。安全性を向上させるためにも、新品のホイールナットに交換しました。
- その6 タイヤ点検
今年も、氷上走行や雪道走行で頑張ってくれましたスタッドレスタイヤの点検をします。
石はないか?異物が刺さっていないか?プラットホームの残りはどのぐらいか?
プラットホームがもうすぐ出てきそうなので、次年度でスタッドレスタイヤとしては寿命と思われます。空気圧を1キロ程度に落として保管します。
ここまで整備して、やっと夏タイヤに交換できました。
スタッドレスタイヤに交換する季節には、同じことをまたします。
お疲れ様でした。
-
スポンサーサイト
-
2024.03.17 Sunday 10:04| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
-
Comment
-
2019/04/16 8:49 PM posted by: おとジムモリブデン入りのグリスを使っています。ウエラ系も気になりますので、モリブデン入りグリスがなくなったら使って見ます。
-
2019/04/12 11:27 AM posted by: 森のくまさんお久しぶりです。
早速ですが、メンテナンスの際 キングピンのボルト穴から入れるというグリスは どのようなものを使用されているのでしょうか?
宜しくお願いします。